1→
パーキンソン病は、
中脳黒質の
ドーパミンを産生する
神経細胞が減少する疾患であり、錐体外路症状を呈し、原因不明の疾患である。
胸腺腫との合併は多くない。
2→
筋ジストロフィーは、筋肉が変性と再生を繰り返しながら筋萎縮と筋力低下が進行していく遺伝性の疾患である。
胸腺腫との合併は多くない。
3→
重症筋無力症は、神経と筋肉の接合部に存在する神経伝達受容体が自己
抗体によって破壊されてしまう自己免疫疾患であり、筋肉が障害される疾患である。
胸腺過形成や
胸腺腫など
胸腺の異常を合併することが多く、
重症筋無力症と何らかの関係があると考えられている。
4→
多発性硬化症は、中枢神経や
視神経において髄鞘の障害が起こる疾患であり、原因不明であるが自己免疫の関与が指摘されている。
胸腺腫との合併は多くない。
5→多発性筋炎は、筋肉が
炎症を起こすことにより全身の横紋筋に変性をきたし、対称性の筋力低下を引き起こす原因不明の疾患である。
胸腺腫との合併は多くない。