重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)

重症筋無力症は自己免疫性疾患の一種であり、筋力の低下や易疲労性が起こる難病で、特徴的な初期症状として目瞼下垂がある。

傾向と対策

重症筋無力症の①病態②特徴的な症状をしっかり把握し、その変動をふまえた③アセスメントと家族を含めた④援助方法を知っておこう。

よくわかる解説

重症筋無力症胸腺腫に高頻度で合併がみられる自己免疫疾患の難病である。
アセチルコリンレセプターに対し、抗アセチルコリンレセプター抗体という自己抗体が作られ、破壊されることにより、眼瞼下垂や筋力の低下、易疲労性が起こる。また、呼吸筋が障害されると拘束性換気障害を呈し、肺活量の低下を認める。
一般的に重症筋無力症は後天的な疾患であるが、遺伝による先天性筋無力症候群という別の疾患も存在する。
症状の程度は変動があり、日内変動や日差変動があるため、看護計画を立案する際は考慮が必要である。
手術療法を行う場合は、胸腺を摘出する。

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