1→
仰臥位(背臥位)
平らにあお向け。
評価(反応・呼吸・脈)や
胸骨圧迫を行う基本姿勢。
無反応で呼吸がある人を長くこの姿勢のままにすると、舌根沈下や嘔吐の
誤嚥リスクが高い → 呼吸が保たれているなら2の
回復体位へ。
2→
回復体位(リカバリー・ポジション)です。
無反応だが自発呼吸がある人を横向きにして、舌が喉に落ちるのを防ぎ、嘔吐物や唾液が口から流れ出るようにします。
回復体位のポイント(安全確認後)
・上側の膝を曲げて体を安定させる。
・下顎が落ちないよう頭部後屈+あご先軽く上げ、顔は下向き(排液)。
・呼吸の確認を続け、体温保持。
外傷(特に
頸椎)疑いが強いときは不用意に回さず、嘔吐などで必要な場合は複数人でロールして頸部を保持。
3→下肢挙上位(
ショック体位/改良トレンデレンブルグ)
あお向けで足をクッションなどで挙上。
一時的に
静脈還流↑をねらって失神直後などで使われることがあるが、
BLSの標準手順としては推奨されない。
頭部外傷・呼吸苦・
心不全・骨盤/下肢外傷などでは
禁忌・不適。まずは
気道確保が最優先。