次の文を読み 100~102の問いに答えよ。
Aちゃん(7歳、女児)は、頭痛、
食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の
浮腫を主訴に来院した。1か月前に
扁桃炎に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。
扁桃炎は
抗菌薬を内服し軽快した。検在の結果、
溶連菌感染後急
糸球体腎炎と診断されて
入院した。
入院時、Aちゃんは体温36.6°C、
呼吸数20/分、心拍数84/分、
血圧130/80mmHgで、床上安静の指示が出された。
100
Aちゃんの
入院時の看護計画で適切なのはどれか。
1→急性
糸球体腎炎の患者において過剰な水分摂取は推奨されません。というのも、水分の過剰摂取が体液貯留を引き起こし、
浮腫を悪化させたり、
心不全を誘発するリスクがあるからです。そのため、水分摂取を促すのは適切な看護計画ではありません。
2→急性
糸球体腎炎の患者においては、
高血圧の管理が重要です。病状のモニタリングのために血圧の変動を定期的に確認する必要があります。この場合、1日3回の
血圧測定は病態の観察と管理のために適切な看護計画とされているため、正解です。
3→急性
糸球体腎炎の患者は通常、食事療法が必要であり、特に塩分やたんぱく質の摂取量の管理が重要です。外部から不適切な食事が持ち込まれることで食事療法のコントロールが困難になる可能性があるため、食事の持ち込みを許可するのは不適切です。
4→急性
糸球体腎炎において、腰部への消炎鎮痛薬の使用は主に診断されている症状と関連がないので適切ではありません。頭痛など他の症状への対処として適宜薬剤を使用することはあるかもしれませんが、これは医師の判断に基づく必要があります。そのため、この看護計画は不適切です。