抗菌薬(こうきんやく)

抗菌薬は、細菌の増殖抑制・殺菌に効果がある治療薬。

傾向と対策

抗菌薬の①注意点と、投与が必要な②疾患について、もう一度復習しておこう!
出生直後の②新生児に実施される抗菌薬の点眼薬についても、概要をおさらいしておこう!

よくわかる解説

注意点

抗菌薬には様々な種類があり、対象となる細菌や疾患によって使い分ける。なお、抗菌薬は途中で中止すると、病原菌が薬剤耐性を獲得してしまう可能性があるため、医師の指示に基づいた確実な投与が必要である。

抗菌薬の主な副作用には、下痢、吐き気、食欲不振などの消化器症状や発疹、痒みなどがある。また、アミノグリコシド系抗菌薬の副作用には内耳神経障害による難聴がある。


投与が必要な疾患

ニューキノロン系抗菌薬は抗菌作用の範囲が広く、細菌髄膜炎などの感染症に有効であり、アミノグリコシド系抗菌薬結核の治療に用いる抗結核薬である。


新生児に対する点眼

正常新生児に対して出生後2時間以内に実施するのは抗菌薬点眼である。産道感染による眼の感染(新生児結膜炎)を予防するために行われる。

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