正常新生児(せいじょうしんせいじ)

正常新生児とは、正期産で出生し明らかな合併症がない新生児(生後4週まで)のこと。

傾向と対策

正常新生児の①特徴②出生直後の処置をおさえておこう!

よくわかる解説

正常新生児とは

正期産(妊娠37週から41週までの出産)で出生した新生児のことで、明らかな合併症や疾患がない新生児をいう。
※新生児とは、生後4週までの児のこと。


特徴

1)新生児は生理的に多血である。(低酸素の子宮内生活のために、胎児期のヘモグロビンの濃度は成人の約1.5倍となっており、へマトクリット値も高い)
2)新生児には原始反射と呼ばれる特有の反射があり、バビンスキー反射はそのうちのひとつである。
バビンスキー反射は、足底外側を踵からつま先に向かってゆっくりとこすると、足趾が扇状に開く反射であり、2歳頃までに消失する。


出生後の処置

1)産道感染による眼病(新生児結膜炎)を予防するため、出生直後に抗菌薬点眼を行う。
2)生後24時間以降に聴力検査も行う。
3)先天性代謝異常検査は、哺乳量が安定した生後4~6日目に採血により行う。

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