傾向と対策
糸球体の①働き、②疾患について、腎臓の働きと関連付けてまとめておこう!
よくわかる解説
腎臓
腎臓はネフロンという単位で構成されており、ネフロンは糸球体や尿細管などから成る。
働き
糸球体は、糸玉状の毛細血管の塊で、血液をろ過し余分な水分とともに原尿としてボーマン嚢から排出させる働きがある。
疾患
糸球体の炎症によって起こる急性糸球体腎炎のほとんどは、A群β溶血性連鎖球菌が原因である。急性糸球体腎炎では、浮腫や一過性の高血圧が見られるため、塩分制限、蛋白制限、水分制限などが必要となる。
慢性糸球体腎炎は、透析導入患者の元疾患として糖尿病性腎症に次いで2番目に多く、全体の約20%を占めている。