1→
低用量経口避妊薬は合成された
卵胞ホルモン(
エストロゲン)と黄体ホルモン(
プロゲステロン)の2つのホルモンが含まれている。
エストロゲンには血液凝固作用があり、
低用量経口避妊薬服用により
静脈血栓塞栓症のリスクは3~5倍増加するとの報告がある。
低用量経口避妊薬非服用者は1万人あたり年間1~5人発症、これが
低用量経口避妊薬の服用者では3~9人となる。発症は服用開始後4か月以内が多く、中止後3か月以内に非服用者のレベルに戻るとされている。
2→製薬会社によって多少異なるが、1日飲み忘れた場合は中止せず、2日分内服するなどして対応することを推奨しているケースが多い。
3→
低用量経口避妊薬には、
エストロゲンと
プロゲステロンの2つのホルモンが含まれており、
乳汁分泌に影響するため授乳期間中は内服しない。
4→
低用量経口避妊薬の副効用として生理が軽くなり(生理痛、出血量ともに)、生理周期が安定する、
PMSがなくなる、肌荒れ、ニキビが軽くなる、子宮体
がん、
卵巣がんになりにくくなる、
子宮内膜症の改善、乳房の
良性腫瘍の発生率が下がるなどがある。