1→
テオフィリンは有効安全域が狭く、併用薬など様々な要因によって変化するため、
血中濃度を確認するためにモニタリングが必要である。
血中濃度が異常に上昇すると、食用不振、
不整脈、
痙攣、
昏睡などの重篤な中毒症状を呈することから、投与中は
血中濃度の測定が必要になる。
2→
副腎皮質ステロイド薬は強力な抗
炎症作用を有するが、薬剤が口腔粘膜に残存したままにしておくと口腔
カンジダ症や
嗄声を生じることがある。
そのため、
副腎皮質ステロイドの吸入後は含嗽をして口腔内に付着した薬剤を洗い流す必要がある。
4→
喘息発作が起こった時の第一選択薬は、吸入β2刺激薬である。
β刺激薬には短時間で作用が発現し、
気管支拡張作用があるため、吸入で使用することで即効性が期待できる。
反対に、
β遮断薬は
気管支収縮作用を持つため、発作時に使用すると
喘息は悪化する。