1→嘔吐は、嘔吐中枢への刺激や、消化管粘膜の作用により起こる症状である。
2→下痢は、腸粘膜の障害や薬物によって
副交感神経が亢進し、腸蠕動が活発になって起こる症状である。
3→神経障害は、神経組織への傷害作用によるものが原因である。
4→
骨髄抑制が起こると、
造血幹細胞の増殖が抑制される。
そのため、①
白血球減少による易感染、②
赤血球減少による
貧血、③
血小板減少による
出血傾向を呈す。
抗癌薬は、細胞分裂の活発な正常な組織も攻撃する作用があり、
骨髄、消化管、毛根等の組織が障害されて、これらに起因する様々な副作用が現れる。
その一つが「
骨髄抑制」である。