1→
多胎妊娠とは、同時に2人以上妊娠している状態である。合併症として流産、早産、
羊水過多、双児間
輸血症候群(TTTS)などがある。
多胎妊娠では、子宮内の容量も多くなるので、早産になりやすい。
2→
妊娠悪阻とは、妊娠に伴って起こる
悪心・嘔吐などにより全身状態の悪化をきたし、治療が必要になった状態である。
発生機序は不明だが、
多胎妊娠に起こりやすいものではなく、妊娠であれば誰にでも起こる可能性がある。
3→
妊娠糖尿病(
GDM)とは、妊娠中に発生した糖代謝異常である。
多胎妊娠に起こりやすいとは言えず、ハイリスク因子として肥満、35歳以上、巨大児出産の既往、
羊水過多、
糖尿病の家族歴などが挙げられる。
4→妊娠中循環
血漿量の増加により
鉄欠乏性貧血が起こりやすい。
ビタミンB12欠乏性
貧血は妊娠によって起こるものではなく、胃切除後にきたしやすい
貧血である。