羊水(ようすい)

羊水とは、羊膜内を満たし胎児を保護する液体のこと。

傾向と対策

羊水の①働き②色調③量をおさえておこう!また、④羊水の混濁が認められる場合に想定される疾患も把握しておこう。

よくわかる解説

羊水は、妊娠初期は透明で、後期には胎児皮膚からの剥離物を混じて乳白色となる。
羊水量が800ml以上ある場合を羊水過多、100ml未満を羊水過少という。
胎便吸引症候群MAS)は、胎便で汚染された羊水気道内に吸引することで生じる呼吸障害で、羊水混濁が見られる。
また、早期に破水した場合、羊水の流出を防ぐために、水平位または骨盤高位トレンデレンブルグ位)とするのが適切である。

なお、破水は、破水が起こる時期によって3つに分類される。
前期破水分娩開始前に破水したもの。
早期破水分娩開始後で子宮口全開大前に破水したもの。
適時破水子宮口全開大になってから破水したもの。

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