妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)

妊娠糖尿病とは、妊娠中に発生する糖代謝異常である。

傾向と対策

妊娠糖尿病リスクのある産婦が出産した際
①児に与える影響と、②どのような症状の陥りやすいか頻出であるため、しっかり覚えよう。

よくわかる解説

妊娠糖尿病は、肥満や年齢(35歳以上)、巨大児出産既往、羊水過多、糖尿病の家族歴などがリスク要因となり、妊娠中に発生する糖代謝異常のことであり、ハイリスク妊娠とされている。
妊娠糖尿病の妊婦においては、巨大児や先天奇形、新生児低血糖症、新生児呼吸窮迫症候群胎児機能不全などの合併症を起こしやすいため注意が必要である。
妊娠中は食事療法やインスリン療法などで血糖コントロールを行う。また、妊娠糖尿病の母親から出生した児は低血糖になるリスクが高いため、新生児には出生直後から定期的に血糖値の測定を実施する。(出生後、母体からのグルコースの供給が途絶えるため)。
出産後は血糖値は正常範囲に落ち着く場合がほとんどで、産後6週ころにブドウ糖負荷試験を受ける必要がある。

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