第102回看護師国家試験 午前59

1→要介護認定者が、介護保険を利用するのか、医療保険を利用するのかは、年齢や疾病によって異なる。
介護保険第1号被保険者：65歳以上
介護保険第2号被保険者：40歳から65歳未満
※第2号被保険者は、指定された16の特定疾病であれば介護保険を申請・利用できる。
関節リウマチは、介護申請できる16の特定疾病に含まれているため、介護保険の利用となる。

2→「厚生労働大臣が定める疾病等」に指定された疾病であれば、医療保険で訪問看護を利用できる。
人工呼吸器を使用している状態は対象になっているが、在宅酸素療法は対象ではない。

3→人工呼吸器を使用している状態は、医療保険で訪問看護を利用できる「厚生労働大臣が定める疾病等」に指定されている。
「厚生労働大臣が定める疾病等」には、他にも、末期の悪性腫瘍や多発性硬化症、重症筋無力症などが対象である。

4→医療保険で訪問看護を利用できる「厚生労働大臣が定める疾病等」には、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの難病が指定されているが、全身性エリテマトーデス（SLE）は対象ではない。