医療保険(いりょうほけん)

医療保険とは、被保険者に対し医療費の一部を給付する等の保障制度のこと。

傾向と対策

医療保険の①対象者②給付内容③利用者の自己負担額について、おさえておこう!
また、訪問看護サービス利用における④医療保険の給付適応についてもまとめておこう!

よくわかる解説

対象者

医療保険は、民間企業などの労働者やその被扶養者を対象とする健康保険であり、健康保険法によって規定されている。


給付内容

疾病の診察や治療は現物給付(医療給付)であり、医療保険の対象となるが、健康診断等の自由診療は、医療保険の適用にはならない。
また、国民健康保険法に基づいた国民皆保険制度によって、乳幼児から高齢者に至るすべての国民が医療保険を受けられる。


利用者の自己負担額

医療費の自己負担は、被保険者(本人)と被扶養者(家族)ともに3割、70歳以上(一定所得者以上は3割負担)と就学前の児童は2割である。


医療保険の給付適応

訪問看護は、急性増悪等の理由により「特別訪問看護指示書」が発行された場合や、「厚生労働大臣が定める疾病等(パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの難病)」に該当する場合、医療保険を利用してサービスを受けることできる。
介護保険は、65歳以上の高齢者(第1号被保険者)、40歳以上65歳未満の医療保険加入者で、国で定められた16の特定疾病裏患者(第2号被保険者)のうち介護認定を受けた者に適用される。
厚生労働省の「平成25年介護サービス施設・事業所調査」によると、訪問看護ステーション利用者のうち、介護保険法による利用者は73.8%、医療保険による利用者は26.2%である。

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