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第104回看護師国家試験 午後50
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平成26年度(2014年度) 第104回
第104回看護師国家試験 午後50
第104回国家試験 午後50
呼吸困難
を訴えて来院した患者の
動脈血液ガス分析
は、
pH
7.32、
動脈血
炭酸ガス分圧〈PaCO2〉72Torr、
動脈血酸素分圧
〈
PaO2
〉50Torr、 HCO3-26.0mEq/Lであった。このときの
アセスメント
で適切なのはどれか。
肺胞低換気
過換気症候群
代謝性アシドーシス
呼吸性アルカローシス
解答する
正解!
不正解
答え
1
1→
肺胞低換気
とは、麻薬の使用や
重症筋無力症
などの神経筋疾患によって、
肺胞
で十分なガス交換ができない状態をいう。
pH
7.32(基準値7.35〜7.45)は
アシドーシス
、
動脈血
炭酸ガス分圧72Torr(基準値35〜45)は高炭酸ガス血症、
動脈血酸素分圧
50Torr(基準値80〜100)は
低酸素血症
である。したがって、
肺胞低換気
という
アセスメント
は適切である。
2→
過換気症候群
とは、二酸化炭素の過剰な排泄によって、
アルカローシス
、
動脈血
炭酸ガス分圧の低下と
動脈血酸素分圧
の上昇がみられる状態をいう。
3→
pH
7.32であり、
動脈血
炭酸ガス分圧〈PaCO2〉が高いので、
呼吸性アシドーシス
と考えられる。したがって、
代謝性アシドーシス
ではない。
4→この症例は、
呼吸性アシドーシス
と考えられるため、
呼吸性アルカローシス
ではない。
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