2→
糸球体濾過量(
GFR)は腎機能評価に適している。
GFRは15㎖/分以下になった場合、
透析導入か臓器移植を選択する。腎機能の他にも臨床症状、日常生活障害度などを指標に
透析導入を判断する。
3→点滴静注腎盂造影(DIP)は腎臓・尿管・
膀胱を調べる造影検査である。腎機能障害や
腫瘍・
結石の有無、
水腎症などの診断に用いられる。
造影検査は腎機能がすでに低下している患者には影響が大きいので使用されない。
4→PSPは
尿細管機能を調べる検査である。腎機能をしらべるものではなく適さない。
PSP試験とは、静注したフェノールスルホンフタレイン(PSP)の尿中排泄量を測定し、腎
血漿流量や
近位尿細管機能を調べることができる。15分値では25%以上が正常である。