第107回看護師国家試験 午後20

1→副作用に出血傾向があるのは、ワルファリンやアスピリンなどの抗血栓薬である。
モルヒネに抗凝固作用はない。

2→モルヒネなどオピオイド系の薬剤は、消化管の蠕動運動を抑制する作用があるため、副作用として便秘が発生する。
下剤を継続的に投与するなどの対策が必要である。

3→副作用に高血圧があるのは副腎皮質ステロイドや抗コリン薬などである。
モルヒネには血圧変動という副作用があるが、高血圧の副作用はない。

4→副作用に粘膜障害があるのは、非ステロイド系抗炎症薬や抗がん剤、放射線治療などである。
モルヒネに粘膜障害作用はない。