IgA(あいじーえー)

IgAとは免疫グロブリンの一つで、出生後母親の母乳から新生児へと移行する免疫である他、成人では腸管や唾液に多く含まれている。

傾向と対策

新生児から幼児にかけての、免疫グロブリンの増減に関する問題が過去に出題されています。①胎盤を通して得られる免疫②IgAは何に多く含まれているかなど、③IgAの役割について問われていることが多いので、是非覚えておきたいところです。

よくわかる解説

IgAとは免疫グロブリンの一つで、主に新生児期に母乳を通して得られる免疫で消化管から微生物が侵入するのを防御する役割を果たしている。
特に初乳には、成乳に比べ免疫グロブリンIgAなどの蛋白質が豊富に含まれている。
成長に伴い徐々に自身の体内でも生産され、15歳を超えた頃には成人と同じレベルに達する。
成人では、腸管や唾液などに含まれている。

なお、胎盤を通して得られる免疫のIgGは10歳頃に成人レベル、細菌ウイルスに感染した場合に最初に作られる抗体IgMは生後7か月頃に成人レベルとなる。

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