梅毒(ばいどく)
梅毒とは、梅毒トレポネーマという細菌が原因となって発症する感染症である。
傾向と対策
梅毒のように近年増加傾向にある疾患は出題されやすいです。
感染症の①分類や②届け出る期日など、おさらいしておこう。また、③症状や④感染経路もおさえておこう。
感染症の①分類や②届け出る期日など、おさらいしておこう。また、③症状や④感染経路もおさえておこう。
よくわかる解説
梅毒の病原体は、梅毒トレポネーマという細菌が原因で、血行性に全身に散布され発症する性感染症である。
主な感染経路は性交などで梅毒トレポネーマが感染している部位が、粘膜や皮膚と直接触れることによる直接感染であるが、子宮内の胎児が経胎盤的に垂直感染する場合もある。
梅毒に感染していなくても妊婦や免疫状態が低下している高齢者、その他感染症や膠原病によって陽性を示す(偽陽性)ことがある。
また、梅毒は5類感染症であり、診断後7日以内に届け出る必要がある。
先天性のものと後天性のものとがあり、後天性のものは、感染後1〜4期に分類され症状もそれぞれ異なる。
1期は感染後3ヶ月ほどまでをさし、侵入部位周囲(陰部、口唇部、口腔内)に、しこり(初期硬結)や鼠径リンパの腫れが観察できる、2期はその後3年ほどをさし、掌や足の裏体幹などに発疹があらわれ、3期はその後10年までをさし、皮膚や筋肉、骨などにゴム腫と呼ばれる腫瘍が現れ、その後の4期では中枢神経や大動脈まで影響が現れるようになり、髄膜炎や脳梗塞、心不全症状を引き起こすこともあるとされる。
治療の第一選択薬は、ペニシリン系抗菌薬やマクロライド系抗生剤が有効であるが、第三期以降には効果がなく永久的なものになる。
主な感染経路は性交などで梅毒トレポネーマが感染している部位が、粘膜や皮膚と直接触れることによる直接感染であるが、子宮内の胎児が経胎盤的に垂直感染する場合もある。
梅毒に感染していなくても妊婦や免疫状態が低下している高齢者、その他感染症や膠原病によって陽性を示す(偽陽性)ことがある。
また、梅毒は5類感染症であり、診断後7日以内に届け出る必要がある。
先天性のものと後天性のものとがあり、後天性のものは、感染後1〜4期に分類され症状もそれぞれ異なる。
1期は感染後3ヶ月ほどまでをさし、侵入部位周囲(陰部、口唇部、口腔内)に、しこり(初期硬結)や鼠径リンパの腫れが観察できる、2期はその後3年ほどをさし、掌や足の裏体幹などに発疹があらわれ、3期はその後10年までをさし、皮膚や筋肉、骨などにゴム腫と呼ばれる腫瘍が現れ、その後の4期では中枢神経や大動脈まで影響が現れるようになり、髄膜炎や脳梗塞、心不全症状を引き起こすこともあるとされる。
治療の第一選択薬は、ペニシリン系抗菌薬やマクロライド系抗生剤が有効であるが、第三期以降には効果がなく永久的なものになる。
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