けいれん発作(けいれんほっさ)

けいれん発作とは、自分の意思とは無関係に、勝手に筋肉が強く収縮する状態のことである。

傾向と対策

全身性のけいれん発作時①最優先すべき対応と、全身性のけいれん発作に②注意すべき検査についておさえておこう!

よくわかる解説

けいれん発作

けいれん発作とは、自分の意思とは無関係に、勝手に筋肉が強く収縮する状態のことである。
原因は、てんかんや感染症、発熱、薬物、頭蓋内病変などがある。


発作時の看護ポイント

全身性のけいれん発作では、多くは意識障害を伴い、骨格筋の収縮、呼吸困難、失禁などもみられる。発作時は、患者の安全を図ったうえで、気道の確保が優先される。口や鼻をふさがないようにし、窒息の恐れがあるので口の中には何も入れないのが原則である。嘔吐を伴う場合は誤嚥予防のために顔を横にむけておく。
これらの処置もけいれんが収まるのを待つことが望ましい。四肢固定は脱臼や骨折の恐れがある為、行わない。


検査時の看護ポイント

脊髄造影の検査中の注意点としてけいれん発作がある。
検査中や検査後に水平仰臥位となると頭蓋内に造影剤が流入し、副作用としてけいれん発作が生じる可能性がある。よって、検査後は頭部挙上で安静を保つことが必要である。また検査後は、造影剤を排泄させるために飲水を促し排尿させる。

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