平成28年度(2016年度) 第106回看護師国家試験問題|午前61問〜午前80問

第106回国家試験 午前61

Aさん(16歳、女子)。身長160cm、体重40kg。1年で体重が12kg減少した。Aさんは6か月前から月経がみられないため婦人科クリニックを受診し、体重減少性無月経と診断された。今後、Aさんの無月経が長期間続いた場合、増加することが予想されるのはどれか。

第106回国家試験 午前62

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律で正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前63

妊婦の感染症と児への影響の組合せで正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前64

Aさん(68歳、女性)は、胃癌のため入院した。入院初日に「夫も癌になって、亡くなる前に痛みで苦しんでいました。私も痛みが怖いんです」と言った。看護師は、Aさんが夫のように苦しむことへの恐怖や不安があることが分かり、Aさんとともに対処法について考えた。この時点での患者-看護師関係の段階はどれか。

第106回国家試験 午前65

訪問看護の利用者に関する訪問看護と病院の外来看護の連携で適切なのはどれか。

第106回国家試験 午前66

Aさん(42歳、女性)は、交通事故による脊髄損傷で入院し、リハビリテーションを受けた。Aさんの排泄の状況は、間欠的導尿による排尿と、坐薬による3日に1回の排便である。同居する夫の実母が導尿の指導を受け、退院することになった。初回の訪問看護は退院後3日目とし、その後は訪問看護を週2回受けることになった。入院していた医療機関から提供された患者情報のうち、初回訪問のケア計画を立案するのに最も優先度の高い情報はどれか。

第106回国家試験 午前67

A君(6歳、男児)は、父母と姉との4人で暮らしている。3歳児健康診査で運動機能の発達の遅延を指摘され、5歳のときにDuchenne型筋ジストロフィーの確定診断を受けた。現在は、床からの立ち上がり動作に介助が必要である。見守りが必要ではあるが、室内の歩行は自立している。在宅支援サービスは利用していない。A君の外来受診時に母親から「最近、Aの世話をしていると、8歳の姉が私にしがみついて離れないので困ります」と看護師に相談があった。このときの看護師の対応で最も優先されるのはどれか。

第106回国家試験 午前68

在宅で訪問看護師が行う要介護者の入浴に関する援助で適切なのはどれか。

第106回国家試験 午前69

Aさん(65歳、女性)は、夫と実父との3人暮らしである。脊柱管狭窄症の術後、地域包括ケア病棟に入院中である。退院後は自宅に戻り室内で車椅子を利用する予定である。Aさんの障害高齢者の日常生活自立度判定基準はB-1である。看護師による家族への指導で最も適切なのはどれか。

第106回国家試験 午前70

特定行為に係る看護師の研修制度に関して正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前71

ある組織では、リーダーの支援の下でグループ討議を経て方針を決定している。このリーダーシップスタイルはどれか。

第106回国家試験 午前72

Aさん(32歳、女性)は小児専門の病院に勤務していたが、国際保健医療協力プログラムで中央アフリカ地域の州事務所に母子保健担当の看護師として派遣された。この地域は長く紛争が続き、母子の健康状態が不良と聞いた。Aさんが現地で最初に行う業務はどれか。

第106回国家試験 午前73

最も順応しにくいのはどれか。

第106回国家試験 午前74

起立性低血圧について正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前75

平成27年(2015年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。

第106回国家試験 午前76

人獣共通感染症で蚊が媒介するのはどれか。

第106回国家試験 午前77

医療職や介護職の業務で法律に規定されているのはどれか。

第106回国家試験 午前78

思春期に、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、精神的に自立することを示すのはどれか。

第106回国家試験 午前79

排泄が自立していない男児の一般尿を採尿バッグを用いて採取する方法で正しいのはどれか。

第106回国家試験 午前80

Aちゃん(6歳、女児)は、左上腕骨顆上骨折と診断され、牽引治療のために入院した。医師からAちゃんと家族に対し、牽引と安静臥床の必要性を説明した後、弾性包帯を用いて左上肢の介達牽引を開始した。Aちゃんに対する看護で適切なのはどれか。