Aさん(42歳、女性)は、交通事故による
脊髄損傷で
入院し、リハビリテーションを受けた。Aさんの排泄の状況は、間欠的
導尿による排尿と、坐薬による3日に1回の排便である。同居する夫の実母が
導尿の指導を受け、退院することになった。初回の
訪問看護は退院後3日目とし、その後は
訪問看護を週2回受けることになった。
入院していた医療機関から提供された患者情報のうち、初回訪問の
ケア計画を立案するのに最も優先度の高い情報はどれか。
1→食事の摂取量は重要な情報の一つではあるが、今回の事例は特別に食事に気を配る必要がある状況とは考えられない。
2→一日の
導尿回数も訪問時にチェックが必要な項目ではあるが、
入院中に夫の実母により手技の実践は可能になっているため、最も優先すべき情報ともいえない。
3→事例に関する情報にから、排便は3日に1回坐薬を使用することによりみられている。
初回訪問時は退院後3日目に当たるため、最終排便日時を確認し、坐薬挿入の要否や
摘便などを検討する。
4→
脊椎障害部位や障害の程度も不明であるため、リハビリテーションの内容や実施状況などについて情報収集は必要であるが、優先度は高くはない。