脊髄損傷(せいずいそんしょう)

脳から出た太い神経のような脊髄が損傷してしまうこと

傾向と対策

脊髄は①どこを通っているのか②脊髄の損傷部位によりどのような障害が出るのか、チェックしておこう。

よくわかる解説

脊髄を損傷すると、脳から脊髄を通って指令が出される経路が遮断されるため、損傷部位より遠位にはその伝達が届かず、感覚や運動に障害をきたす。損傷の度合いによって完全損傷、不全損傷、中心性損傷に分類される。損傷部位の特定のため、CTやMRIなどの画像検査が行われる。
第三頸髄以上で呼吸停止、第四〜八頸髄で四肢麻痺、第胸髄〜第三腰髄で下肢麻痺、第四腰髄以下で両下腿麻痺の症状が出現するとされる。
脊髄損傷は年齢に関係なく発生するため、介護保険法施行令において特定疾病に指定されていないが、頚髄損傷で、人工呼吸器を使用している場合、介護保険法において特定疾病に指定されている。
ちなみに、災害時において、胸髄以下の脊髄損傷は、重症ではあるが、生命に危険が少ない為、待機的治療群(黄色)に該当する。

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