Aさん(32歳、女性)は小児専門の病院に勤務していたが、国際保健医療協力プログラムで中央アフリカ地域の州事務所に母子保健担当の看護師として派遣された。この地域は長く紛争が続き、母子の健康状態が不良と聞いた。Aさんが現地で最初に行う業務はどれか。
1→水の不足や母子の
脱水に関する情報は特にないため、まずは健康に関する事項が優先される。
2→自然災害や紛争が起きている地域で飢餓状態になりやすいのは乳幼児や妊婦である。
事例は「紛争が長く続き母子の健康状態が不良」とあるため、まずは乳幼児の
栄養状態を把握することが優先である。
3→女性の識字率は母子の健康状態の改善と直接関係するものではない。
4→病院における母子看護業務の把握も必要であるが、最も優先しなければならないのは、乳幼児の直接的な死亡原因となる
栄養状態の把握である。