第99回看護師国家試験 午前32

1→じんま疹はⅠ型アレルギー（即時型アレルギー）といわれ、短時間で症状が出現するのが特徴である。
その他に、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、などが該当する。

2→Ⅱ型アレルギーは細胞傷害型アレルギーと呼ばれ、自己の細胞が抗原となって抗体を作り出してしまう自己免疫疾患である。
血液型不適合、悪性貧血、無顆粒球症などが含まれる。

3→Ⅲ型アレルギーは免疫複合型アレルギーとも呼ばれ、抗原と抗体が結合してできる免疫複合体が組織に付着することで障害を引き起こす。
このタイプのアレルギーには、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、急性糸球体腎炎などが含まれる。

4→Ⅳ型アレルギーは遅延型アレルギー、細胞免疫型アレルギーとも呼ばれ、症状が出るまでに時間がかかるのが特徴である。
ツベルクリン反応や接触性皮膚炎、臓器移植後の拒絶反応などが含まれる。