1→コデインは鎮痛剤や抗
咳嗽剤として使用される薬物です。
緑内障については、特に
禁忌ではありませんが、眼圧上昇を引き起こすことがあるため、ほかの薬物との
相互作用などを考慮する必要があります。
2→一般に
アスピリンと呼ばれるアセチルサリチル酸です。解熱、鎮痛、抗
炎症作用がありますが、
緑内障患者への投与が
禁忌とされているわけではありません。
3→選択肢3が正解です。
アトロピンは
副交感神経遮断薬であり、
瞳孔を散大させる作用があります。これによって房水の流出経路が狭くなる可能性があり、特に閉塞隅角
緑内障患者においては眼圧が急激に上昇するリスクが高まるため、
緑内障患者への投与は
禁忌とされます。
4→
心不全や
不整脈の治療薬である
ジゴキシンは、
緑内障患者への投与が
禁忌とはされていません。しかし、
ジゴキシン中毒では視覚障害が起こることがあるため、注意が必要です。
5→抗
てんかん薬であるフェニトインは、
緑内障患者に特に
禁忌とされる薬物ではありませんが、長期使用により
視神経末端の病変を引き起こすことがあるため、注意が必要です。