1→
統合失調症は
思春期から青年期に発症することが多い精神疾患であり、特異な思考障害や感情障害、行動障害を生じる疾患である。
知的障害の原因にはならない。
2→
フェニルケトン尿症は先天性代謝異常であり、先天的にフェニルアラニン水酸化酵素が欠損していることが原因で、適切な対処を行わなければ体内にフェニルアラニンが蓄積して知的障害を引き起こす恐れがある。そのため、全ての新生児を対象として、
フェニルケトン尿症などの先天性疾患がスクリーニングされている。
3→
アルツハイマー病は
大脳皮質に生じる進行性の脳変性病変であり、
認知症の原因疾患のひとつとしても知られている。
主症状は記憶障害から始まり、進行すると
見当識障害や
失語、失認、遂行機能障害などの症状を呈するが、知的障害ではない。
4→
クロイツフェルト・ヤコブ病は、50〜60代の初老期に発症することが多い疾患であり、異常型のブリオ
タンパク質が脳内に蓄積する事が原因で生じる中枢神経系疾患である。
認知症や異常行動を引き起こすが、知的障害の原因ではない。