Aさん(83歳、男性)は、
脳梗塞の後遺症で右
片麻痺があり、在宅療養中である。
嚥下障害のため
胃瘻を造設している。
義歯を装着しているが、自分の歯が数本残っている。Aさんのロ腔ケアについて、介護者への指導で適切なのはどれか。
1→口腔内の清潔を保つために、
義歯は外してから洗浄剤で洗い、口腔内もブラッシングや含嗽を行う。
2→
経管栄養を行った直後は、口腔内への刺激により嘔吐をするなど、胃内容が逆流しやすいため、食後は少し時間を空けてから行うのがよい。
3→ペースト状の研磨剤を使用すると、研磨剤が泡立つため施行後に口をゆすぐ必要があり、水も大量に使用する。
Aさんは右
片麻痺があるため、その手技が困難であり
誤嚥のリスクもあるため、ペーストは必要がない。
4→
歯垢は歯ブラシと少量の水を使用して入念に行う。
歯ブラシを使い適切に除去することで歯周病や
誤嚥性肺炎を予防することも出来るため適切である。