義歯(ぎし)

義歯は、失った歯を補うための人工の歯のこと。気管挿管前には義歯がないことを確認する。

傾向と対策

義歯を装着している際の①口腔ケア②意義③方法をおさえておこう!

よくわかる解説

義歯(入れ歯)の作成は歯科医師、もしくは歯科技工士が行い、部分義歯や総義歯、インプラント等の種類がある。
義歯には口腔内の細菌が定着しやすく細菌増殖の温床となるため、口腔ケア時は義歯を取り外し専用の洗浄剤で洗浄することが好ましい。
また、義歯の不適合によって咀嚼、嚥下機能が低下すると、誤嚥の原因になりやすい。

死後の処置の際には、義歯をはずしてしまうと顔が変わってしまうため、生前と変わらぬ顔貌を保つためにも、死後硬直する前に義歯を装着する。
なお、死後硬直は顎関節から始まり体幹へと広がっていくため、顎の筋肉が弛緩しているうちに装着して、口を閉じるために枕を高めにする。

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