胃瘻(いろう)
胃瘻は、胃壁と腹壁に瘻孔を手術的に、カテーテルを通して栄養剤等を注入するもの
傾向と対策
胃瘻の①適応患者および、在宅医療患者に対する②胃瘻管理の指導時の注意点と③指導内容を把握しておこう!また、胃瘻がどういうものか画像でも確認しておこう!
よくわかる解説
胃瘻とは
胃瘻は経口摂取が困難である患者に対して、胃壁と腹壁に瘻孔を作り、カテーテルを通して栄養剤等を注入するものである。
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胃瘻管理の指導時の注意点
胃瘻管理は看護師が指導できるものであり、在宅療養などの際に、胃瘻の管理ができるような指導を行う。
胃瘻を造るか否かや、その後の治療方針の決定は家族と本人の意志によって決定される為、看護師の個人的意見は必要ない。
胃瘻管理(経管経腸栄養法)の指導内容
胃瘻から栄養を供給する方法を、経管経腸栄養法ともいう。
1)衛生面
手洗いなどをして清潔を保つ必要はあるが、消化管へのアプローチとなるので無菌操作までは必要ない。
2)交換頻度
胃瘻カテーテルは、種類にもよるが通常は1ヶ月に1回の交換で問題ないとされている。
ちなみに、経鼻カテーテルは1~2週間で交換する。
3)栄養剤の保存
栄養剤は、通常の食品と同じで、開封後はなるべく早く使用する。
4)半固形化栄養剤の使用
胃瘻からの半固形化栄養剤の使用によって注入時間が短縮できるとともに下痢やダンピング症状の防止になる。
5)経口摂取
胃瘻を造設した後でも、本人の希望があった場合、消化管に問題がなく誤嚥しにくい食品であれば、摂取可能なことがある。
また、嚥下訓練を行うことにより機能回復がみられれば経口摂取が可能になる可能性もある。
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