Aさん(45歳、女性)は、筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉のため自宅で療養中である。Aさんは球麻痺症状が出現したため、経口摂取に加え、
胃瘻による経管
経腸栄養管理が開始された。
訪問看護師が行うAさんとAさんの家族への指導で適切なのはどれか。
1→球麻痺症状(
嚥下障害、
構音障害など)が出現しており、水分の経口摂取は困難である。
2→生活パターンに注入時間を合わせる。
3→
誤嚥予防のためには
ファウラー位の状態で頸部前屈位が望ましい。球麻痺症状があるため
嚥下が困難な状況であり注意が必要である。
4→
胃瘻からの半固形化栄養剤の使用は適している。注入時間も短く、時間の拘束も少なくて済み、下痢や
ダンピング症候群の防止にもなる。