構音障害(こうおんしょうがい)

構音障害は発音が正しくできない状態を指す。

傾向と対策

構音障害により起こる症状を正しく理解して看護のポイントも一緒におさえておこう!

よくわかる解説

構音障害

構音障害(こうおんしょうがい)とは、発音が正しく出来ない状態を指す。自分の意見や考えはしっかりまとまっていて、言いたいことに近い音を正しい順序で発声することができるが、話し方がぎこちなくなる、ブツブツ途切れる、息の音が混じる、不規則になる、不明瞭になる、単調になるなどの症状がある。


原因

発症の原因によって、口蓋裂や口腔癌術後などによる器質的構音障害、脳血管障害や神経筋疾患などによる運動障害性構音障害、構音獲得の遅れや誤った習慣による機能性構音障害に分類される。


看護のポイント

理解力は保たれている場合が多く、文字盤や筆談が可能なことが多い。文字ボードなどを利用したり、「はい」か「いいえ」で答えられる、close-ended question(閉ざされた質問)を活用し、簡単に意思疎通ができる様に工夫する。

リハビリでは根気よく発声の練習をしていく必要はあるものの、間違いを指摘し患者の自信や自発性を損なうような介入は極力避けるようにする。

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