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第102回看護師国家試験 午前45
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第102回看護師国家試験 午前45
第102回国家試験 午前45
術前の検査値で
創傷治癒
の遅延因子となるのはどれか。
血清アルブミン低値
血清総ビリルビン低値
糸球体濾過値〈GFR〉高値
動脈血酸素分圧〈PaO2〉高値
解答する
正解!
不正解
答え
1
1→
血清
アルブミン
値や
血清
総タンパク値は、
栄養状態
の指標として用いられる。
血清
アルブミン
低値ということは
低栄養状態
であるため、
創傷治癒
の遅延につながる。
・
アルブミン
(ALB):基準値4.0~5.0g/㎗
・総タンパク(TP):基準値7.3~8.5g/㎗
2→
血清
総
ビリルビン
値は、
肝臓
や
胆道
系疾患の診断の指標となる。
創傷治癒
には影響しない。
3→
糸球体濾過値
〈
GFR
〉は腎臓での老廃物濾過能力のことで、腎機能の指標である。高値だと腎機能に問題はなく、低値だと腎機能の低下を示す。
創傷治癒
には影響しない。
4→
動脈血酸素分圧
〈
PaO2
〉は、肺での血液酸素化能力の指標である。
動脈血酸素分圧
が低値だと末梢への酸素供給が不十分となり、
創傷治癒
が遅延する。
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