第106回看護師国家試験 午前41

1→甲状腺シンチグラフィでは放射性ヨードを使用するため、検査の前1週間程度はヨードを含む食べ物の摂取が禁止される。
検査では放射性のヨードカプセルを服用し、甲状腺にどのくらい放射腺が集まったかを測定することで、甲状腺の機能を評価する。

2→慢性腎不全ではタンパク質、塩分、カリウムなどの制限はあるが、ヨードの制限はない。

3→肝臓の庇護は肝炎治療の一種で、肝機能改善作用がある薬剤を毎日摂取するが、ヨードの制限はない。

4→鉄欠乏性貧血では鉄分の摂取が必要であり、巨赤芽球性貧血ではビタミンB12を投与する。
貧血治療にヨードの制限は必要ない。