介護保険制度(かいごほけんせいど)

介護保険制度は、介護を必要とする高齢者等が適切な介護サービスを受けられる制度のこと。

傾向と対策

介護保険制度の①保険者②利用者負担割合についておさらいしておこう!
また、介護保険制度で利用できる3種類のサービス(居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス)における、それぞれの③具体的なサービス内容についてもう一度復習しておこう!

よくわかる解説

保険者

介護保険制度における保険者は国民にとって最も身近な行政単位の市町村とされており、国と都道府県は市町村を財政的に支援する役目を担っている。


②利用者負担割合
介護保険制度の利用者負担は原則として1割だが、一定以上の所得がある場合は2割負担となる。

居宅サービス

居宅サービスとは、自宅で生活する人を対象とした介護保険の介護サービス全般のことを言います。利用者は要介護2以下が約7割を占め、その割合は年々増加傾向となっています
居宅サービスの種類は、「訪問サービス」「通所サービス」「短期入所サービス」「その他のサービス」の4種類に分けられている。


地域密着型サービス

地域密着型サービス介護保険法によって規定されており、随時対応型訪問介護認知症対応型通所介護などの地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護及び複合型サービスが該当する。認知症を持つ人が共同生活をする認知症対応型共同生活介護認知症高齢者グループホーム)も含まれる。
また、介護保険制度による訪問看護には、保健師、看護師、準看護師のほか、理学療法士作業療法士言語聴覚士による訪問が含まれている。


施設型サービス

介護保険制度での施設サービスは、「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」「介護医療院」に入所した要介護状態にある高齢者に対して生活支援、食事や排せつなどの介護、リハビリ・看護・入浴などを提供するサービスです。
介護老人福祉施設入居者生活介護 特別養護老人ホームに利用者を長期間受け入れ、食事や排せつの介護、リハビリやレクリエーションなどを提供する
介護老人保健施設入居者生活介護 介護老人保健施設に利用者を一定期間受け入れ、医療処置と食事や排せつの介護などを提供する
・介護療養型医療施設入居者生活介護 介護療養型医療施設に利用者を受け入れ、医学管理下におけるリハビリと食事や排せつの介護などを提供する
・介護医療院 長期にわたり、療養が必要な方を受け入れ、医療的ケアと介護を一体的に提供する

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