腹部膨満(ふくぶぼうまん)

腹部膨満とは、お腹が張る、またはその自覚があるということで、腹部膨満と鏡面形成像(二ボー像)が、イレウス(腸閉塞症)の特徴的所見である。

傾向と対策

①原因にはどのようなことが考えられるのか、②検査方法やフィジカルアセスメントを用いて観察できるようにしておきましょう。

よくわかる解説

原因

お腹が張ることを腹部膨満、もしくは腹部膨満感があると表現する。
原因として挙げられるのは、腸管の中にガスや液体が過剰に貯留している状態、腸管外腹腔内に異常な気体や液体が貯留した状態、腹腔内臓器が腫大・腫瘤となっている状態、肝臓病や腫瘍による腹水腸閉塞尿閉、など深刻なものもある。ほかには肥満や妊娠の時などにもそのような表現が用いられることがある。


検査方法

原因が何かを知る方法としては基本第一に行うのがレントゲン、さらに詳しく知るには、エコーやCTなどを用いる。
腹部膨満、鏡面形成像(二ボー像)が、イレウス腸閉塞症)の特徴的所見である。
※鏡面形成像とは、上方にガス、下方に腸管内液が溜まって境界が直線になって写る像で、イレウス腸閉塞症)の特徴的所見である。


検査方法

腫瘍性か炎症性か非炎症性なのか、進行具合はどうかなどを知るにはまず腫瘍マーカーであるCEACA19-9をチェックする。

アプリなら単語から問題を引けるからめちゃ便利