1→足壊疽は
糖尿病患者にしばしば見られる慢性的な合併症です。
糖尿病性神経障害や末梢
動脈疾患が原因となり、足の組織が壊死する状態です。急性合併症ではありません。
2→
脳血管疾患は
糖尿病患者における重要な合併症ですが、これも慢性的な合併症に分類されます。
糖尿病は
脳血管疾患のリスクを高める要因の一つです。
3→
糖尿病網膜症は、
糖尿病患者の
網膜に起こる慢性的な合併症で、最悪の場合、失明につながります。
糖尿病の長期的な血糖管理が不十分だと、
網膜の血管が破壊されることが原因です。
4→ケト
アシドーシス昏睡は、
糖尿病患者(特に
1型糖尿病患者)に起こりうる急性合併症で、
血糖値を下げる働きをする
インスリンが不足し、十分に
血糖値が下がらないことで起こる急性合併症(
インスリン分泌不足)。
インスリン不足により、体内で
ケトン体が大量に生成され、血液が酸性に傾くことが原因です。これにより患者は
意識障害や
昏睡状態に陥る可能性があります。