1→骨密度は20代でピークに達し、年齢とともに減少していく。特に女性では、50歳前後で閉経を迎えることで
エストロゲンの作用低下によって骨密度は低下し、
骨粗鬆症を起こしやすくなるため骨折などに注意が必要である。
2→
味覚感度は20歳前後でピークに達し、年齢とともに向上することなくその後、維持・低下していく。
3→さまざまな社会経験や人生経験を通じて、物事を多角的な視点から捉えることができるため、会社内などでも高い役職につくことが多く、またその働きを期待される年齢である。そのため、経験や知識の習得とともに総合的判断力が向上する。
4→
早朝覚醒がみられるのは壮年期ではなく
老年期の特徴である。
老年期では
メラトニンの分泌が低下し、
早朝覚醒がみられることがある。
5→壮年期では、
水晶体の弾力性の低下によって老視がみられるようになる。
水晶体は近くを見るときは弾力性によって厚くなり、遠くを見るときは引き伸ばされて薄くなる。老眼ではこの
水晶体の弾力性が低下するために近くが見えにくくなり、40歳頃から視力に影響がみられるようになる。