1→耐容上限量とは、過剰摂取による健康障害を未然に防ぐ量のことであり、特に
脂溶性ビタミンは体内の脂肪組織に蓄積しやすいため、耐容上限量が示されている。
ビタミンAは
脂溶性ビタミンであり、体内に蓄積しやすい。過剰摂取により、頭痛、
頭蓋内圧亢進、筋肉痛などが起こるので、耐容上限量が設定されているため適切である。
ちなみに、成人で、2,700μgRAE/日が耐容上限量である。(日本人の
食事摂取基準より)
4→過剰摂取した場合は尿中に排泄され体内に蓄積しにくい。
ビタミンCの耐容上限量は設定されていない。
5→
ビタミンDは
脂溶性ビタミンであり、体内に蓄積しやすい。過剰摂取で、
高カルシウム血症、腎障害、軟組織の石灰化障害などが起こるため、耐容上限量が設定されているため適切である。
ちなみに、成人(高齢者)の耐容上限量は100μg/日である。(日本人の
食事摂取基準より)