1→同一
体位は、
褥瘡予防の目的で原則2時間以内とする。
日本
褥瘡学会の「
褥瘡予防・管理ガイドライン第3版」では、粘弾性フォームマットレスや上敷二槽式エアマットレスなどを使用時は、「4時間を超えない範囲で行ってもよい」とされている場合もある。
2→
仰臥位では膝の下に枕を入れることで、下腿の接地面積が広がり圧が分散すること、また
内転・
外転・
屈曲の予防となり
良肢位を保つことが出来る。
3→
側臥位の際は、上側の上肢で枕を抱えるようにする。下側の上肢は、身体の下になり圧迫されないよう肩抜きを行い、顔の横にくるようなポジショニングが適切である。
4→
腹臥位の時に下腿を拳上させると腰部への負担が大きくかかるため、下腿を拳上させることは適切でない。
腹臥位での下肢は、膝関節を軽く
屈曲させ、足関節は尖足にならないようベッドから少し浮かせた状態になるよう枕を用い安定させると良い。