第113回看護師国家試験 午前20

1→誤りです。3.4㎡以上という数値は、病院の一般病床における患者1人あたりの最小床面積ではありません。病室を設計する際には患者の快適性や活動スペースを考慮して、より広い面積が必要です。

2→誤りです。4.4㎡以上という数値も、一般的な病院の標準としては少ない床面積です。患者のプライバシー保護や適切な医療行為の実施を確保するためには、もっと広いスペースが望まれます。

3→不正解です。5.4㎡以上では病室内での患者の生活や 医療従事者の業務を行う上でのゆとりが不十分です。快適な治療環境を提供し、医療の質を高めるためにはさらに大きなスペースが求められます。

4→この選択肢が正解です。医療法施行規則では、一般病床における患者1人に必要な病室床面積として6.4㎡以上を規定しています。この面積は患者の安全を守り、適切なケアを提供する上で必要とされる最小限のスペースを確保するためのものです。医療従事者が効率的に働くためにも、床面積は重要な基準となります。