1→
指鼻試験は、自分の鼻の頭と検査者の指の間とを患者の指で交互に触れてもらう検査である。
小脳失調の場合は左右にずれたり、振戦がみられる。
2→ウェーバー試験は振動させた音叉を額の中央に当てて、左右の音の聞こえ方を調べる聴覚検査である。
3→ケルニッヒ徴候は
髄膜刺激症状の1つであり、
くも膜下出血や
髄膜炎の診断に用いられる。
仰臥位になり下肢を
股関節で90度
屈曲し、その後膝を
伸展させたときに、膝の
伸展が出来ないか、もしくは疼痛を伴う場合に陽性と判定される。
4→ロンベルク徴候は、両足のつま先を揃えて患者を起立させた状態で、開眼時と閉眼時における身体の動揺を比較する検査である。
陽性の場合は身体が大きく動揺して転倒し、
脊髄後索障害が疑われる。
5→バビンスキー
反射は錐体路障害の際にみられる病的
反射の一種である。
足底外縁をこすって刺激すると、通常は母指が足底の方向へ
屈曲するが、錐体路障害の患者は母指が背屈し、他の四肢が扇状に開く。
新生児では生理的にみられる
反射でもある。