Aさんは会議中に時々動悸を感じることがあるため受診した。安静時
心電図に異常は認められなかった。次に行う検査はどれか。
1→運動負荷
心電図は、労作性
狭心症や労作性の
不整脈など、心臓に負荷がかかった時の
心電図の変化をみる検査である。
2→
動脈血ガス分析は
PaO2、PaCO2、
pHを測定するための検査であり、
不整脈の特定をするのは不可能である。
3→
心臓カテーテル検査は、主に
心不全や
狭心症、
心筋梗塞などの
冠動脈疾患に用いられる。
不整脈の検査として行われることもあるが、侵襲的な検査であるため患者の負担が大きく、優先的に行う検査でない。
4→
ホルター心電図(Holter)は、携帯式の心電図を用いて日常生活中の長時間の
心電図を記録する検査である。
安静時には認められなかった一過性の
不整脈や
狭心症などを診断するのに向いている。