1→通常、呼気は吸気に収縮した筋肉を弛緩させることで受動的に行われています。
慢性閉塞性肺疾患(
COPD)や
気管支喘息を有する場合、
気道粘膜の
浮腫状変化、気管・
気管支平滑筋の収縮や分泌物により気管内腔の狭小化が生じており、狭くなってしまった通路(気管)を通過しなければならないので時間がかかる。
4→
気管支呼吸音は第1~2肋骨の胸骨縁と肩甲骨間部で第4胸椎までの間で聴取できるが、肺野で
気管支呼吸音が聴取 (
気管支呼吸音化)されるときは、肺実質の音の伝搬が亢進している状態を示す。
無気肺、大葉性
肺炎、
肺水腫などで起こる。