第108回看護師国家試験 午後84

1→アナフィラキシーショックでは、血圧の低下が観察され脈は頻脈になる。

2→重症例では咽頭浮腫による気道閉塞や全身の循環不全が起こり、アドレナリンの投与が遅れた場合は致命的となることがある。

3→アナフィラキシーショックはⅠ型アレルギー反応の代表的な病態であり、アレルギー反応が起こることにより気道粘膜の浮腫が生じ、呼吸困難に陥ることがある。

4→アナフィラキシーショックはⅠ型アレルギー（即効型アレルギー）である。

5→アナフィラキシーショックを起こした際には、アドレナリンを投与するとともに副腎皮質ステロイド薬を使用する。
初期症状が改善した後に再度アナフィラキシーの症状が出現する二相性反応を起こすことがあり、副腎皮質ステロイドにはこの二相性反応を抑える効果があるため禁忌ではない。