第108回看護師国家試験 午後78

1→頻脈は甲状腺機能が亢進した状態で観察される。
抗甲状腺薬の副作用ではない。

2→甲状腺機能亢進症に対して使用される抗甲状腺薬には、頻度不明ではあるが肝障害の副作用がある。
異常が確認された場合には投与を中止し、適切な処置を行う必要がある。

3→抗甲状腺薬の副作用として、低血糖は一般的に起こさないとされている。

4→甲状腺機能亢進症が進行し、甲状腺中毒症になるとしばしば心房細動や頻脈などの不整脈をきたす場合があるが、その原因は抗甲状腺薬ではない。

5→眼球突出はバセドウ病などの甲状腺機能亢進症で認められるメルぜブルグの三徴候の一症状である。
抗甲状腺薬の副作用ではない。