生検(せいけん)

生検とは、細胞の一部ではなく組織の一部を採取して行う検査のこと、

傾向と対策

生検が確定診断における①適応疾患を知ると共に、②特に腎生検を行う際の注意点も踏まえ、整理しておこう。

よくわかる解説

生検は、組織診ともよばれ、細胞診よりも精度が高いため、細胞診がおこなわれない場合もある。基本的にがんの確定診断には病理検査が必須で針生検を行う。
注射針より太めの針を用いて組織を採取する生検(針が届く範囲で可能で、肝臓や腎臓、肺や心臓、また体表からも確認できるしこりも可能)のほか、外科的に組織を採取する外科的生検、また胃カメラや大腸ファイバーなど内視鏡を使用したものなどがある。

生検を例を挙げると、経皮的腎生検は通常、腹臥位もしくは側臥位で実施する。
仰臥位で実施すると腎臓の手前に腸管があるため、超音波で腎臓を確認しにくい。
さらに穿刺では腸管を損傷してしまう可能性が高いため仰臥位では実施しない。
経皮的腎生検後は、体動することで腎穿刺部より出血する合併症が発現することがあるため、生検後は12〜24時間程度のベッド上安静が必要になる。

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