慢性心不全(まんせいしんふぜん)
慢性心不全とは、長期にわたり心不全が持続、進行する状態のこと。
傾向と対策
慢性心不全の特徴的な①徴候は何?②右心不全と③左心不全の差を覚えておけば解ける問題が多いので、しっかりとおさえておこう!また、④看護ケアや⑤日常生活指導についても知っておこう。
よくわかる解説
心不全の状態が長期間にわたって慢性的に続くことを、慢性心不全という。心不全は、全身に血液を送り出すポンプ機能の低下によってうっ血状態となり、浮腫や喘息様症状、四肢冷感やチアノーゼが出現する。特に喘息様症状の出現は急性憎悪を疑う必要がある。なお、下肢の浮腫や体重増加は右心不全の代表的な症状で大静脈血管にうっ滞が生じた際に起こる。
左心不全時には肺うっ血に伴う肺水腫が発生し、咳嗽の原因となる。起坐位の維持で心臓より下からの静脈還流量を減少させ、心臓への前負荷を軽減することで、肺うっ血が緩和されて呼吸が楽になり、症状の緩和を図ることができる。
左心不全時には肺うっ血に伴う肺水腫が発生し、咳嗽の原因となる。起坐位の維持で心臓より下からの静脈還流量を減少させ、心臓への前負荷を軽減することで、肺うっ血が緩和されて呼吸が楽になり、症状の緩和を図ることができる。
[心機能の評価]
NYHA心機能分類は心不全の重症度を表す指標で、Ⅰ度~Ⅳ度に分類される。
NYHA心機能分類は心不全の重症度を表す指標で、Ⅰ度~Ⅳ度に分類される。
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