傾向と対策
切迫早産と診断された際の注意すべき検査項目をおさえておこう!
よくわかる解説
切迫早産とは、37週未満で出産の兆しが見られる状態。
子宮収縮が頻回に見られたり、性器出血や破水など早産の危険性が高い状態のことである。
注意すべき検査項目
切迫早産の原因は、絨毛羊膜炎や生殖器の細菌感染により発症する炎症などがある。炎症が起こることによりサイトカインが発現し、早期に子宮収縮が発現するとされているため、CRP値に注意する必要がある。
※炎症=CRP値上昇、赤沈促進、白血球数増加
治療
治療としては子宮収縮抑制剤(リトドリン塩酸塩)の内服や点滴と安静で、リトドリン塩酸塩の副作用として、頻脈や便秘などがある。